コラム
2026.04.20
小児科医の家庭事情 うちの子も不登校予備軍
小児科医の家庭事情 うちの子も不登校予備軍
でも不登校にならないわけ
まっさんちの上の中学生の子は、実はかなり不登校になるハイリスクの性質をもっています。
- お勉強苦手で電子デバイスで動画みるの大好き
- 忙しすぎる(部活・勉強・習い事・発信)
- 感受性豊かで超真面目
- 頻繁に頭痛や腹痛、身体中の痛みを訴える
- ダイエットしたがる
- 親の目が離れると電子デバイスを寝室に持ち込む
まっさんが小児科医でなければ、おそらくもう120%不登校発症しています。
でも、ぎりぎりで回避しているんです。どうやっているかっていうと、
不調を訴えたときは遅刻・早退・欠席、即。
癖になるんじゃないかって不安になるじゃないですか。
逆です。
本人は、学校休むと行きにくくなること・勉強も遅れることよくわかっています。
それでも不調だ、休みたいと言ったならすぐ休ませるのが必要です。
本人が不調と言ったときにすぐ休ませないと、親に言ったって無駄だと不調を我慢するようになります。そうすると気力ではどうしようもなくなってから突然動けなくなって不登校発症します。限界を超えてしまっての発症なので長引きます。
すぐ休ませますが、うちの場合は、本気で本人に休んでもらいます。
電子デバイスを触らずにしっかり寝て疲れをとるようにしてもらいます。
といっても思春期の子です。体調回復してきたら親の目を盗んでiPadや学校支給のPCで動画みてたり普通にやってしまいます。
そういう時は20時ごろからずっとこんなことを淡々といい続けます。
「早く寝ないから体調悪くなるんだよね」
「お母さんの言うこと聞いた方がいいんじゃない?」
「学校休むくらい体調悪いのになんで寝て休まないの?」
「頭痛いならとにかくしっかり水飲んで本気で休んでください」
で、朝また行けなかったら、次の日も休ませます。
「早く寝なかったからじゃないかな」
「体調良くなるまでしっかり休むんだよ」
「繊維質やエネルギー不足でお腹痛くなるんじゃない?」
ここでポイントは、本人を責めたり疑ったりせずに行動や現象のみにフォーカスすることです。調子が良くなってくるとつい遊んでしまうのが子どもですが、体調を崩した原因と分析はしっかりと自省してもらいます。
本人もずっと行けないと行きにくくなることよくわかっているので、
2,3日目からは親のアドバイスを不十分ながら実践することがほとんどです。
そうして、不調が回復すると「休みたーい」と言いながらまた頑張りだします。
子どもはいつも大人の考える以上に頑張っています。
でも、まだ子どもだから、頑張っていることを上手にみせられなくて
正しいやり方も知らなかったり我慢しきれないから
できないことをごまかしたり逃げたりもします。
でも、まずは頑張ってきた本人を信じて、育ててきた親力も信じて
どーんと信じて休ませる演技力でまずは対応。
内心は、こどもが休み始めると、まっさんだってそわそわします。
このまま休み続けてしまうと大変だよな、とも思ったりします。
(不登校の子や親御さんがどんなに苦しい思いをされているかよく知ってますので)
ですが、本人の人生です。体調や深い事情は本人にしかわからない。
だから、とりあえず、言われたことは丸呑みして、でも生活習慣の線引きは崩さず本人の回復力を引き出す、その対応で長引かせずに済ませてます。
「不調なら即休ませる」が合言葉。
子どもが頑張っていることを信じて、“正しい休ませ方”で回復を後押ししてあげてください。
どんな親でも、できることがあります