起立性調節障害(自律神経失調症)ご家族からのQ&A

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起立性調節障害(自律神経失調症)

御家族から頂く多いご質問とまっさんが外来で御答えしている回答をまとめてみました。

Q「朝むりやりおこしてもいいんですか?」

A 起きないのではなく、起きられないので、無理やり起こすのは、ほとんどの場合、体が動かないので無理だし、悪化させます。 起きやすい環境づくりを優先してください。(自律神経の働きを整えるような環境) ・夜は暗く、朝の光が入ってくるように ・寝付くときは涼しく、朝は暑く ・起きることが楽しみになるような仕掛け作り (夜録画しておいた番組が朝ならみられる、など。楽しみをつくると交感神経が活発になり起きやすくなります)

Q「夜、ゲームや動画みてて全く寝ないんです。だから朝起きられないと思います。やめさせる方法は?」

A 起立性調節障害の時は、大抵睡眠障害がセットでおきています。リズム自体がおかしくなり、夜目が冴えて寝られず、朝起きられなくなります。子どもは退屈が苦手なので、寝られないとゲームやスマホに手を出します。全く寝られないからゲームや動画を見ているのかもしれません。(見かけ上の因果の逆転) とはいえ、では寝られないからみていていいか、といえば答えはNo。 悪循環になるからです。 デバイスから出るブルーライトは睡眠障害を起こしますし、コンテンツは興奮するものが多く、交感神経優位になると寝られません。 ASMRみたいなのや、睡眠導入系のなら?とよくきかれますがよくないです。 電源を切っていてさえ、デバイスが寝室にあると睡眠の質が落ちることが報告されています。 寝られない悩みへのまっさんのお勧めは 好きではない教科の教科書を読んだり、英単語や年号などの暗記系の勉強をすること。 万一、寝られなくて朝まで勉強することになったとしても、授業遅れるストレスが和らぐから、どう転んでもいい影響になるんです♡

Q「修学旅行や遠足って行けるでしょうか?起きられない、動けないのに無理かなって、途中で倒れるかも……」

A 行って大丈夫です。エビデンスがあるわけではないですが、経験上、ものすごいひどい起立性調節障害で階段も登れないくらいの程度の子も含めて、行った子は全員何事もなく帰ってきます。 朝も起きられるし、行事中の日中も元気に行動します。 参加中に、班のメンバーに面倒をみてもらうことはほとんどありません。 たぶん、ですが本人はすごい緊張をしているので、 ”火事場の馬鹿力”的に”、ずっと交感神経が優位になっていて、体が過剰に起きている状態になるのではないかと考えています。 その代わり、行事が終わってから数日から1週間くらい起き上がれなくなります。 行事中は大丈夫だけど、その後に反動はくることは覚悟しておいてください。 (経験上は、反動はほぼ100%の子で起こりますし、行事前の体調に戻るのに、 多くの子では行事参加日数の2~3倍の日数を必要としました。) あと、質問は頂かないのですが、 必ずお伝えすることがありますのでご参考にしてください(^▽^)/ “自律神経は超高速で体を最適化させる調節の神経です。 自律神経失調症では、その調節の速度が落ちたりバグを起こして調節のバランスが崩れるのが原因です。 だから、急に立ち上がったり座ったりすると、脳貧血状態になったり怠さが続いて動けなくなったりするので、普段の行動での急な起立着席や起き上がりなどは最小限に。 学校生活では、挨拶だけの目的の時は座ったままでさせてもらうよう先生にお伝えください。”

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